今週は家にいる時間が長かったので、
昼間は本を読んで過ごしていました。
図書館への道沿いの、水仙?
水仙って、もうちょっと寒い時期の花というイメージがあったけれど。
強い風の中、可憐に咲いていました。
この木は、一体なんの木かしら。
ちょっと、水槽の中にでもありそうな感じ。
(うーん、この印象は伝わらないかも)
地震発生の前に図書館で借りていて、ここ最近で読んだ本です。
看護崩壊 病院から看護師が消えてゆく
漠然としたイメージでは知っていた看護師の過労働。
具体的に看護師の置かれているのはどんな環境なのか。
どんなことが原因でこの状況になっているのか。
今後どうなってしまいそうなのか。
そんなことを熱く詳しく語っているのが本著。
2交代制2人夜勤
16時間夜勤で仮眠なし
過労死
勤務体制については、一般の職種では考えられない過酷さですね。
16時間夜勤って!!
でも、8時間夜勤が問題なくいいものかというとそうでもないみたい?
公休日が8時間夜勤明けの日ばかりになるって、
それって眠るしか出来ないんじゃ!?。
そんな状況でも、
夜勤の規制緩和
看護師の業務を拡大する「特定看護師」の創設
看護配置基準を引き上げ「5対1」の新設
労働者派遣の解禁
などの制度の改正(改悪?)が行われようとしているそうです。
この1冊を読んだだけでは、状況を正確に知ることは出来ません。
でも、看護師がこんなにも過酷な状況に置かれていて、
看護がギリギリの綱渡りで
なんとかまわっているという事を知りました。
私もこの問題を心に留めて日々生活していきたいと思います。
32歳にもなって恥ずかしい話ですが、
例えば「夜勤の規制緩和」などの制度の改正が行われることに対して
あまりに無関心過ぎました。
看護の事だけでなく、世の多くの重大な改正(改悪?)が
自分が知らない(知ろうとしない)うちに行われているんですね。
でも正直、日々の仕事や生活に追われてしまい、
気になる全てのことを追って勉強して
社会問題として改善にかかわっていくことも出来ないのです。
もどかしい。
常人の限界?
いや、しかし、何か出来るかも。
そんな風に、頭の中がぐるぐるまわるこの頃です。