先月のはじめ、友人に誘っていただいて「ウサニ」を観ました。
(声をかけてくれて、どうもありがとう!)
で、このご飯の写真たちは、観劇後に食べた晩ご飯なのです。
京橋の「とり鉄」。
テアトル銀座からちょっと歩いた場所にあったのです。
それで、「ウサニ」の話なのです。
溝端淳平主演!
野島伸司 初舞台脚本作!
「“本当の愛”とは?」という命題に挑む、濃密なラブストーリー!
最初に思ったこと。
溝端淳平さん、意外と(失礼!)ソツなく演技出来てる。
小室節炸裂だな。
「GOLD」(天海祐希主演)を見ていた時と同じ、ゾワゾワする感じが
全編を覆っていて、これが野島節なのかなぁと思ったり。
ピンがコーゾーを好きになっていく過程は、
「いいんかい、それで!?」ってちょっと心配になったり。
(だって、拉致されて誘拐犯を好きになるの?)
最後の方、溝端さんが滔々と愛について語る(叫ぶ)のだけれど、
なんというか言葉が空気の上を滑って流れていってしまう感じで、
「ここ、きっと山場なんだわ」と思うのに感情移入出来ず置いてけぼり。
散々な(?)言いようですが、おもしろかった部分も、
気に入った部分も色々あったのですよ。
まず、未来穂香さんの演技が良かったです。
ちょっと背伸びした小学生の役だけれど(実年齢は高校生くらい?)、
本当にピッタリで彼女が登場すると嬉しくなりました。
それに、台詞の中に色々な引用があって(具体的には、もう忘れちゃった・・・)、
それらを聞く度にムフフと思ったり。
何より、悪左府頼長山本耕史さんと、
佐伯景弘温水洋一さんの生の演技を見られたことが大きかったな。
やっぱり、とびきりよかった!
ストーリーに関しては色々無理があるし、舞台作品としても
消化不良な感じだけれど。
でも、本当はもっと深く理解出来るんじゃないかしら・・・。
と思って、度々思い出して考えてみるのだけれど。
一ヶ月経っても(逆に時間が経ち過ぎて?)消化不良のまま。
うーん。
「どうにかしてー!このモヤモヤ!」という感じです。
あ、晩ご飯の写真の続きです。
せせりとレバー。
そしてつくね。
焼き鳥ってなかなか食べる機会がないから、
嬉しかったです。
この日記を書いていて、無性に舞台が見たくなって。
葛河思潮社 第二回公演『浮標(ぶい)』のチケット取ってしまいました。
長塚圭史さん演出なのですよ。
それに、今月の半ばには
『明治座創業140周年記念 坂本冬美 藤あや子 特別公演 』も観るのです。
あらあら、なんだか9月は楽しいことだらけだわ!